オーストリアの建築家、ヨーゼフ・ホフマンがデザインしたトーネット社の811アームチェアです。
チェアコスロバキアの工場で生産されたヴィンテージ品になります。

ミヒャエル・トーネットによって設立された約200年の歴史を持つTHONET社。世界で初めて蒸気で木を曲げる曲木製法を発明し、木製家具の大量生産を可能にしました。その技術はチェコスロバキアをはじめヨーロッパ各地の工場にも広がっていきました。

トーネットの曲木椅子と言うと、コルビュジエも愛用した209が有名ですが、こちらはヨーゼフ・ホフマンがデザインしたモデル。華奢なフォルムですが非常に丈夫で軽く、籠目編みの籐座面が程良い弾力で優しく体を受け止めてくれます。

経年の小キズやスレはございますが、ヴィンテージならではの大変素晴らしい佇まいです。籐座面の裏面に数カ所の切れは見られますが強度に影響するものではなく、しっかりとしたテンションを保っています。脚部のぐらつきもなく、実用的にお使いいただけるコンディションです。

Designed by Josef Hoffmann
Made in Czechoslovakia